目次
呼称
走塁用手袋、スライディングミット、スライディンググローブ、スライディング手袋、走塁ガード手袋、走塁用ミット
概要
走塁用手袋は、塁に滑り込む際に手指を保護するための防具である。盗塁や進塁時に、手指が塁へ衝突することによる負傷を防ぐ目的で使用される。投手である大谷翔平選手も必ず着用している。また、走塁用手袋を使用せず、スライディング時、地面やベースに手をつかないようにするためにバッティング手袋を握っている選手もいる。
形状
手全体を覆う形状をしている。一般的には、手のひら部分が広めに作られており、指部分は細く柔軟性を持たせることで、手の動きを妨げないような構造となっている。多くは、5本指タイプまたはミトンタイプの形状になっている。
素材
主に使用される素材には、合成皮革・人工皮革・ナイロン・ポリウレタンなどがあり、内側にはパッドやクッションが施されていることが多く、手の保護機能も向上している。
種類
ミトンタイプ(左右兼用)
走塁時の指先から手の甲、手首までを一体的に覆う保護構造が特徴。指を分けない袋状の形状により衝撃吸収性が高く、広い範囲を効率的に保護できる点が強みで、右手・左手のどちらでも使用できるため状況に応じて付け替えやすい利便性も持つ。
5本指タイプ(両手用・片手用)
通常の手袋のように指が独立している構造が特徴で、指先の感覚を保ちやすいモデルである。両手用は左右どちらの手も保護でき、片手用は利き手やスライディングに使う手だけを重点的に守る用途で選ばれる。ミトンタイプに比べて操作性やフィット感が高く、ヘッドスライディング時の塁タッチなど細かな動作を行いやすい点がメリット。
オーバー手袋
手袋の上から着用できるタイプ。大きい造りになっているため、バッティング手袋などの手袋をしたまま手軽に使用可能。
手首バンド式
面ファスナー(マジックテープ※1・ベルクロ※2)で固定する構造が特徴で、手首の締め付け具合を調整できるタイプ。走塁時の衝撃やねじれに対するサポート力が高く、フィット感・安定性を重視する選手に好まれる。着脱がやや手間だが、激しいスライディングにも対応しやすい点が強みとなる。
※1株式会社クラレの登録商標、※2ベルクロ社の登録商標
手首ゴム式
手首ゴム式の走塁手袋は、伸縮性のあるゴムで手首をホールドする構造で、着脱がスムーズで瞬時に装着できる手軽さが特徴。走塁時に必要な最低限のホールド力を確保しつつ、バンド式よりも軽量で動作の妨げになりにくい。固定力はバンド式に劣るが、素早く着用したい選手や締め付け感を避けたい選手に向いている。
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参考文献(出典)
- 株式会社Creative2.“大谷翔平が“着けていなかった”まさかのアイテム 心配のファン騒然…「気をつけて」”.Full-Count.2024-08-18.https://full-count.jp/2024/08/16/post1593679/.(参照2025-12-09)
- 熊崎敬.“巨人軍が着用する「走塁用ミット」は本当に効果があるのか? きっかけは坂本勇人を襲った“悪夢””.Number Web.2021-11-07.https://full-count.jp/2024/08/16/post1593679/.(参照2025-12-09)
- 毎日新聞社.“これって鍋つかみ?! 実は走塁ガード手袋 用具の多様化加速”.毎日新聞.2021-05-19.https://full-count.jp/2024/08/16/post1593679/.(参照2025-12-09)
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