目次
呼称
キャッチャーミット、ミット、捕手用ミット
概要
キャッチャー(捕手)用のグラブ(グローブ)で、キャッチャーミットと呼ばれる。捕手・一塁兼用ミットで、キャーストミットもある。
特徴
形状
グラブと異なる点として、親指以外の指が独立していない構造。捕球の衝撃を軽減させるために芯材が厚いものを使用している。
ターゲット
グラブにはなく、キャッチャーミットだけに存在するパーツ。捕球時は投手に向けているパーツであるためターゲットと呼ばれている。ターゲットの部分だけレザーカラー(革の色)を変えて投手が投球時に狙いやすくしていることもある。
捕球面
捕球面のボールを捕球する部分。しっかり形成されたポケットでキャッチングを行うことで、球場に響くほどの捕球音を鳴らすことができる。アメリカなどでは捕球音を鳴らすことには日本ほどこだわっていない。
バックスタイル
ノーマルスタイル
最もスタンダードなバックスタイル。手甲部分に窓があり、構造がシンプルなため操作性に長け、手首・手のひら側の動きや握り替えがしやすい。ツマミ※1かハミダシ(切りハミ・玉ハミ)がついているタイプがある。
※1革を挟み込まずに両方の革を縫い合わせるタイプ(上記画像はツマミあり)
ライナーバック
ノーマルスタイルの窓がないパターン。人差し指の指あて・指カバーがついていることが多く、人差し指のみ外に出すことができる。ハミダシのありのパターンとなしのパターンがある。
CBバック・コネクトバック
フィット感と操作性を向上させたバックスタイル。手甲パーツと指先のパーツが分離していることでミットの開閉が楽にできる。
Aバック(ハタケヤマ)
窓つきの通常スタイル、ミズノのノーマルスタイルと似たバックスタイル。
Bバック(ハタケヤマ)
窓なしの通常スタイル、ミズノのライナーバックに近いバックスタイル。
シェラームーブ(ハタケヤマ)
中指から小指部分の背面が、段々になっていて曲げやすくなっている。貝(英:shell)の動きを参考にし、掴む動作をより円滑にできるように開発されたバックスタイル。
ASバック(ハタケヤマ)
シェラームーブとAバックを組み合わせたバックスタイル。高い操作性と円滑な掴む動きを両立し、両方のバックスタイルのメリットを合わせたということで人気がある。
Uバック(ハタケヤマ)
U字にハミダシが入っていることでUバックと呼ばれる。シェラームーブとBバックのメリットを持つ。
指カバー・指あて
指カバー
本塁でのクロスプレー時などに怪我のリスクを軽減させる。投球の衝撃を軽減させるために指カバーを潰して人差し指を出す選手もいる。
指あて
ハタケヤマの座ブトンスポンジが有名。捕球の衝撃軽減に特化している。守備用手袋のクッションがなくてもミット自体がその機能を果たしてくれる。ミズノも號シリーズ2024年モデルでハタケヤマの座ブトンスポンジに似た、座布団式の指あてをリリースした。投手の球速の高速化によりこういった点にフォーカスされてきている。
指カバーF型
元ヤクルトスワローズの古田敦也選手がZETT(ゼット)のキャッチャーミットを使用していた際に、提案したとされているアルファベットの「F」の形をした指カバー。指カバーの範囲が広く、ウェブのフチまでかかっているため、捕球時に人差し指をウェブ側にも動かすことができる仕様になっている。
手口部
ハタケヤマはピンキーパターン、ミズノは手口小指部構造といって手口部の強度を高める工夫が施されている。キャッチャーミットは投球を受け続けることで小指側の手口部にストレスがかかるため、破れのリスクを抑えている。
メーカー
ミズノ
2022年に登場した號シリーズが人気。これまでのミットよりも軽量かつコンパクトで高い操作性に加え、號(SAKEBI)という名の通り捕球音もいい音がする。巨人の大城卓三捕手や広島の坂倉将吾捕手などがアドバイザリースタッフとしてミットを含めた道具を使用している。
ハタケヤマ
ソフトバンクの甲斐拓也捕手をはじめとした多くの選手に使用されている。NPB支配下登録選手の捕手の半分は、ハタケヤマの道具を使っていることもあるほどの人気がある。自社工場で、すべて社員が一つ一つ手作りしているため質の高いミットが販売されている。
ZETT(ゼット)
巨人の小林誠司捕手、オリックスの森友哉捕手などが使用しているメーカー。過去には古田敦也選手や里崎智也選手らがゼットのミットを使用していたことから、キャッチャーミットはゼットと言われるほどの人気がある。
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参考文献(出典)
- ミズノ株式会社.“信頼を掴むミズノのキャッチャーミット・プロテクター「號-SAKEBI-」”.ミズノ公式オンライン.https://jpn.mizuno.com/baseball/products/sakebi#feature.(参照2025-10-13)
- 株式会社スワロースポーツ.“ハタケヤマ キャッチャーミット M8とM62(M19)の違いを徹底解剖”.スワロースポーツ.http://4860.jp/info/hatakeyama-mitt/?srsltid=AfmBOop5hXNoQ54T7biZMO3pY5s_ARB-D_BaGYnIK6NRMCt-EWPrhziJ.(参照2025-10-13)
- ミズノ株式会社.“グラブスタイル|野球|ミズノオリジナルシミュレーション”.ミズノオリジナルシミュレーション.https://mos.mizuno.jp/mos/include_html/baseball/glovestyle.html.(参照2025-10-13)
- 土井麻由実.“金本知憲氏や谷繁監督兼任選手らプロ野球選手がこぞって使いたがるハタケヤマのミットやグラブとは・・・?”.Yahoo!ニュース.2015-06-23.https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8dac222a7c27c5ce727426ac730573baf70a0cb7.(参照2025-10-13)
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