目次
呼称
防球ネット、ネット
概要
これまでは球場の一部として利用されていたネットだが、野球の技術が発展されるにつれて練習用器具としても使用されるようになってきた。ネットには、固定式と移動式がある。
特徴
固定式
固定式は、グラウンドや球場に埋め込むため施工が必要。屋外の球場にて、ファウルボールやホームランボールが場外に飛んでいくことを防ぐ。周りが住宅街であったり、道路や鉄道の線路、公園などに面している硬式野球も使用可能な球場で多く見かける。
移動式
移動式は、車輪がついているものや、一人~複数名で持ち上げるか押したり引いたりして移動できるものがあり、簡単に置く場所を変更することができる。
種類
バックネット
バックネットは、野球場のホームベース後方に設置され、観客席とフィールドを隔てる役割を果たす。
用途
試合中に飛んでくるファウルボールや送球が観客に当たるのを防ぐ他、選手たちがキャッチボールやバッティング練習を行う際にもボールが外に飛び出すのを防ぐ。また、プロ野球の試合前練習ではよく、バックネットに向かってトスバッティングやティーバッティングを行っている姿が見受けられる。ボールの回収も容易であり、一度に何人も練習できる。
ルール
公認野球規則では、本塁から60フィート(約18.288メートル)以上離れて設置するとされている。ただ、草野球や少年野球(学童野球)で使用される球場はこれよりも狭く設計されていることが多い。現在は、簡易バックネットが販売されており、学童野球では全日本軟式野球連盟の学童部の規則によりホームベースから12m離れた場所にバックネットを設置することになっている。
L字ネット
バッティングピッチャー
打撃練習時のバッティングピッチャー(バッピ)を打球から守るために設置するネット。左右反転して、ピッチャーがリリースする部分にネットがない形にできるため、右投手にも左投手にも対応可能。ネットを設置したとしても、送球後ピッチャー自身もネット部分に隠れることが必要である。L字ネット以外にも、ヘッドギアや胸部パッドを着用することも重要。
バッティングマシン
バッティングマシン(マシーン)を用いた打撃練習の際にも活用できる。バッティングマシーンの発射口に合わせてL字ネットを設置する。バッティングマシン専用のネットも販売されており、正方形のネットの真ん中に穴が開いている形状で、穴にマシンの発射口をあわせる。L字ネットよりもマシンの破損やマシンへボールを投入する人にも直撃するリスクを軽減できる。
集球ネット
正方形のネットに、玉入れのような袋状のネットが付属しているものである。トスバッティングやティーバッティングで用いられることが多く、ボールを集めることに特化したネットである。
打撃練習
打者はこのネットに向かってバッティングすることで、ボールは跳ね返ってこずボールが貯まっていく。一定のボール数のバッティングが終わった後でボールケースに戻す作業が非常に効率的に完了できる。
守備練習
守備練習時の捕球役の代わりとして使用する。練習人数が少なくても、ネットを設置することで捕球と集球の2役に対応可能。
フィールディングネット
用途
選手がネットに向かってスローイングを行いネットから跳ね返ってくることで捕球動作の練習にもなり、スローイング精度と捕球の確実性を向上させることができる。
ホームランフェンス(ネット)
用途
外野への飛球がホームランかどうかを判定するためのネット。学童野球やソフトボールは一般野球と比較して、グラウンドが狭く設計されている。そのため、一般の球場などではマーカーやコーンを外野フェンス代わりに設置する。ただ、打席から目視でオーバーフェンスの確認が難しいため、ホームランフェンスを設置することで、選手自身もオーバーフェンスのホームランの快感を味わうことができる。
バッティングゲージ
選手がバッティング練習を行うための専用ネットで、ボールが外に飛び出さないように設計されている。
フィールドに向かって打つタイプ
センター方向にはネットがなく、一塁・三塁・後方の3方位と上部がネットで囲まれており、ファウルボールの飛び出しが防止できる。
鳥籠タイプ
全方位がネットが囲まれているため、ゲージ内でバッティングが完結する。省スペースで打撃練習ができるので自宅の庭に設置することや、グランド脇の余ったスペースに置くことも可能。
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参考文献(出典)
- 日本フィールドシステム株式会社.“【防球ネット】グラウンド仕様(野球場・サッカー場・校庭など)”.日本フィールドシステム 株式会社.https://www.n-f-s.co.jp/product/ball-net/.(参照2025-11-12)
- 株式会社 フィールドフォース.“オートリターンネット・軟式/硬式”.フィールドフォース.https://www.fieldforce-ec.jp/products/ftm-242ar.(参照2025-11-12)
- 株式会社 フィールドフォース.“ホームランフェンスネットセット”.フィールドフォース.https://www.fieldforce-ec.jp/products/142294817.(参照2025-11-12)
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