目次
呼称
サングラス、グラサン
概要
サングラスは、強い日差しや照明による眩しさを抑え、打球やボールの視認性を高めるためのアイウェアである。紫外線対策だけでなく、コントラストを強調してボールの回転や軌道を捉えやすくするレンズ設計が特徴。軽量でずれにくいフレームや、ヘルメット・帽子と併用しやすい形状も重視され、守備の精度向上と目の保護に寄与する。近年では「紫外線対策」と「怪我の予防」の観点から、ジュニア用サングラスの使用率が増加傾向にある。成長期の子どもの目は大人よりも紫外線の影響を受けやすく、長時間の屋外プレーでは将来的な目のトラブルにつながる可能性があるため、早い段階からのUV対策が重要とされている。また、打球や砂ぼこりなどによる目の負傷リスクがあり、サングラスは視界を確保しながら目を物理的に守る役割も果たす。
種類
偏光レンズ
偏光レンズは、地面や芝生、内野の土から反射するギラつきを抑えるのが最大の特徴だ。特に外野手がフライを追う場面や、内野手がゴロを処理する場面で効果を発揮する。強い西日が差し込む夕方の試合では、打球が背景に溶け込みやすいが、偏光レンズを使うことで輪郭がはっきりし、捕球ミスを防げたという選手の声も多い。社会人野球や草野球では「一度使うと戻れない」と言われる定番タイプだ。
調光レンズ
調光レンズは、紫外線量に応じてレンズの色が自動で変化する。晴天時は濃く、曇天や日陰では薄くなるため、試合中に天候が変わりやすい春夏の大会で重宝される。例えば、午前中は曇り、試合終盤に急に日が差した場面でもかけ替えが不要で、プレーに集中できる。少年野球や高校野球では「屋内練習場からグラウンドへそのまま使える」という点が評価されることが多い。
ミラーレンズ
ミラーレンズは、レンズ表面で光を反射させることで、強烈な日差しをカットするタイプである。真夏のデーゲームや、照明が強い球場での守備時に効果が高い。プロ選手が着用しているイメージが強く、見た目のインパクトもある。実際、外野手が「打球が高く上がった瞬間、空の眩しさが消えて落下点を最後まで追えた」というエピソードもあり、晴天専用として使い分ける選手もいる。
カラーレンズ
カラーレンズは色味によって見え方が変わる。ブラウン系はコントラストを高め、打球の回転や凹凸を捉えやすい。グレー系は自然な視界を保ち、長時間の使用でも目が疲れにくい。イエロー系は薄暗い時間帯や曇天で視界を明るくする効果があり、ナイター前の薄暮時間帯に好まれる。
度付き
視力矯正が必要な選手向けに、度付き対応モデルやインサート方式※1のサングラスもある。コンタクトが苦手な選手でも、裸眼に近い感覚でプレーできるのが利点である。競技レベルを問わず、近年利用者が増えている。
※1度付対応インナーフレームをサングラスの内側に装着する着脱式
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参考文献(出典)
- 山本光学株式会社.“ジュニア野球選手のために開発したサングラスを発売開始”.PR TIMES.2024-08-01.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000030460.html.(参照2025-12-29)
- 株式会社WoodStock.“日本高野連がサングラスの使用制限緩和、利用者も効果を実感「かけていると全然違う」”.高校野球ドットコム.2025-03-17.https://www.hb-nippon.com/articles/3191.(参照2025-12-29)
- 山本光学株式会社.“子どもの眼を紫外線とケガから守る、野球用サングラス”.SWANS (スワンズ) 公式オンラインショップ.2025-03-17.https://swans.co.jp/feature/detail/87/.(参照2026-01-19)
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