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呼称
ベルト
概要
パンツのずれを防ぎ、プレー中のフィット感を保つための用具である。走塁や守備、スライディングといった動作を支える役割を担っている。スライディング時などプレー中に、ベルトが切れたり、バックルが壊れたりすることがあるため、替えのベルトをチームや個人で持っていたり、チームメイトに借りることもある。
特徴
野球用のベルトは、プレー中に緩みにくく、安定して着用できることが重視される。試合や練習では繰り返し激しい動きが加わるため、バックル部分やベルト本体には一定の耐久性が求められる。過度な装飾は少なく、実用性を優先したシンプルな作りが主流となっている。
形状・仕様
ベルト幅はユニフォームパンツのループに合わせた細めの設計が一般的で、着脱や調整がしやすい構造。バックルは引っかかりにくい形状のものが多く、プレー中の違和感を抑えている。カラーはブラックやネイビーが定番ではありつつ、基本的にはチームのユニフォームにより色が指定される。
長さ(サイズ)
beltはフリーサイズ表記が多いものの、実際には全長に差がある。目安として、全長約100cm前後のベルトはウエスト70~85cm程度、110cm前後のものはウエスト85~95cm程度の選手に使われることが多い。ベルトを留めた際、余りが長くなりすぎず、調整穴に適度な余裕が残るサイズ感が理想である。
種類
レザータイプ
ベルトの多くは、合成皮革などを使用したしっかりとした素材で作られている。適度な硬さがあり、締めた状態を保ちやすいのが特徴だ。基本的に、レザータイプのベルトが広く使われている。
ゴムタイプ
ゴムタイプは動きやすさや快適性を重視した設計で、練習時の使用に向いており、ベルト穴の数にサイズ感が左右されないため、違和感なく着用できる。以前はレザータイプの使用が主流であったが、後述するコアエナジーやイージーゲインの普及により、ゴムタイプの使用率が急速に高まっている。また、パフォーマンス向上を目的として、高校球児や大学生など競技志向の強い層からも高い支持を集めている。近年はジュニア向けのゴムベルトも増えており、成長期の子どもでもフィット感を得やすい点から選ばれる傾向にある。
パワーベルト
腰部分にEVAパッド※1を内蔵しているため、腰を支える安定感のあるベルトである。さらに、腰パッドに凹凸を設けることでベルトの屈曲性を高め、体に沿ったホールド感をサポートする。
※1軽くて弾力性のあるEVA樹脂(合成樹脂)を用いた衝撃吸収素材
コアエナジー
近年、プロ野球界で話題になったベルトのひとつが「コアエナジーベルト」である。従来のユニフォーム用ベルトとは異なり、腰回りや体幹のサポートを目的として開発された。プロ野球選手の腰への負担やコンディション管理の悩みをきっかけに生まれ、実際に多くのプロ選手が着用したことで注目を集めた。東京五輪の侍ジャパンでも使用されたことが紹介されており、ベルトが単なる固定具ではなく、パフォーマンスを支える用具として見直されるきっかけのひとつとなっている。価格も相応で、プレゼントとしても選ばれる。
イージーゲイン
股関節の可動域を広げるミズノのベルト。一般的な伸縮性のないベルトでは、動作時に腰部が固定されすぎて可動域が制限される場合があるが、「イージーゲイン」は高いストレッチ性を持たせることで、体の動きに追従するフィット感を実現している。また、伸縮性がありながらも、パワーベルトのような腰まわりへの力強いサポートが特徴。腰を骨盤から押さえられているような安定感があり、体幹をしっかりと支える。球速アップも期待でき、投球・守備・打撃のいずれのシーンにおいても、高いフィット力で選手をサポートする。
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参考文献(出典)
- 熊崎 敬.“侍ジャパンを強力サポート―マスク製造の老舗が発明した腰痛対策ベルト「コアエナジー」開発秘話”.nippon.com.2023-03-13.https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g02262/.(参照2025-12-25)
- ミズノ株式会社.“球が速くなるベルト「イージーゲイン」”.ミズノ公式オンライン.https://jpn.mizuno.com/baseball/products/belt/eg-gain.(参照2026-01-14)
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